こんにちは!
本日はパワートレーニングについてお話ししたいと思います。
アローズジムでは中高生になりますと、小学生で行っていたアジリティトレーニング(俊敏性)の代わりにパワートレーニング(筋力)を行っております。
特に成長期は”ポストゴールデンエイジ”と呼ばれています。
では、ポストゴールデンエイジとはどういうものでしょうか?
13~18歳は「ポストゴールデンエイジ」と呼ばれ、ゴールデンエイジ(9~12歳までの時期)に獲得した運動能力に磨きをかける時期となります。
体格が大きく変わり始める時期で、骨格や筋力が急激な発達を見せることで、パワーやスピードが備わってきます。また、「スキルやセンス」に「知識」が加わることで、より高度な能力を身に付けることができます。
上のグラフはアローズジムに通われている中学生男子の下肢伸展パワーと運動パフォーマンスの関係を示したものです。
下肢パワーが高いほど、ダッシュが速いことが分かります。
近年の研究では、スプリントだけでなく跳躍やアジリティにも関わることもわかっています。
パワーは競技パフォーマンスに深く関わる非常に重要な能力です。
パワーとは?筋力とパワーの違い
筋力=筋肉が出せる力の大きさ
パワー=力x速度
速い速度で大きな力を出せるとパワーが高くなり、このパワーが競技パフォーマンスを向上させます
速い速度で大きな力を出すってどういうこと?
*力には「力速度曲線」という性質があります
筋肉は速い動きになるほど、大きな力を出せなくなる
成長期の筋トレは成長を妨げる?
成長期のお子様を持つ親御さんで「成長期の筋トレは成長を妨げるとよく聞くんですが大丈夫ですか?」とよく尋ねられます。
実際は、成長時と筋トレの因果関係はありません(100キロなど、極端に重い重量を扱う場合はケガになるリスクは高まりますが、扱える生徒はほとんどいません)。
ウルマグ編集部『中学生が筋トレすると身長が伸びない!?成長期の正しいトレーニング方法とは?』によると、(*1)”結論から言いますと、その話にエビデンスはありません。
世界的に権威のあるストレングス&コンディショニングの教育団体「National Strength and Conditioning Association(NSCA)」の最新版ポジションステートメント『青少年のレジスタンストレーニング』(*2,*3)によると、ジュニア時期において、レジスタンストレーニング(筋トレ)が身長の伸びを阻害する影響はないと述べています。
また、レジスタンストレーニング(筋トレ)を行うことで骨密度を最大限に高めることができ、ジュニアアスリートは同年代に比べると骨密度が高いことも報告されています。
骨密度を高めることは、疲労骨折などの予防にもなりますので、“計画的な筋トレ”がいかに重要かお分かりいただけるかと思います。”
逆に、成長期の筋トレは成長ホルモンの分泌を促します(これにつきましては次回のブログで扱おうと思います)。
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*1)ウルマグ編集部. (2023, March 22). 中学生が筋トレすると身長が伸びない!?成長期の正しいトレーニング方法とは?. https://www.Descente.Co.Jp/Media/. https://www.descente.co.jp/media/editors_picks/feature/26145/
*2)Faigenbaum, A. D., Kraemer, W. J., Blimkie, C. J., Jeffreys, I., Micheli, L. J., Nitka, M., & Rowland, T. W. (2009). Youth resistance training: updated position statement paper from the National Strength and Conditioning Association. Journal of Strength and Conditioning Research, 23(5 Suppl), S60–S79. https://doi.org/10.1519/JSC.0b013e31819df407
*3)Stricker, P. R., Faigenbaum, A. D., McCambridge, T. M., & Council on Sports Medicine and Fitness (2020). Resistance training for children and adolescents. Pediatrics, 145(6), e20201011. https://doi.org/10.1542/peds.2020-1011