皆様がよく言われる『猫背』。果たして、どのような人になりやすいのか?一緒に見ていきましょう!
〇パソコンを使った長時間のデスクワーク
現代社会では、パソコンを使って仕事をすることが当たり前になっています。パソコンを長時間使用していると前傾姿勢になりやすいうえ、同じ姿勢を続けながら作業する可能性が高いです。その結果、背中が丸まったり、頭が前方へ出たりするなど不良姿勢を引き起こし、猫背になってしまいます。
デスクワークの不良姿勢が習慣づいていると、猫背の姿勢のまま筋肉が固まって、頭がさらに前方へ出てしまいます。また、このタイプの猫背がひどくなると、骨盤や肩甲骨にも大きな負担がかかるので、肩こり・腰痛・手足のしびれといった症状に発展してしまいます。
パソコンを使ったデスクワークに従事するときは、正しい姿勢を作ることを意識しましょう。
〇スマートフォンの長時間使用
パソコンを使った長時間のデスクワークと並び、現代社会において猫背の原因となりやすいのが、スマートフォンでの操作です。スマートフォンを使っているときも前傾姿勢になるため、使用時間が長ければ長いほど、猫背になってしまう可能性も高まります。
特にスマートフォンを多用する若い世代は、うつむきながら端末を操作することが多いため、頭が前方へ出て頸椎本来のカーブを失ってしまう「スマホ首(ストレートネック)」になりやすい傾向にあります。
デスクワークによる猫背と同様、骨盤や肩甲骨に負担がかかってしまうので、スマートフォンを使うときの姿勢にも注意しましょう。
〇座り方が悪い
パソコンやスマートフォンをそれほど使っていない場合でも、座り方が悪いと猫背になってしまいます。頭だけが前方へ出てしまう座り方、浅く腰かけて背もたれに背中を預けるような座り方など、悪い座り方が習慣づいていると、骨盤が前後に傾いて猫背になってしまうのです。
〇力仕事やスポーツの影響
重い荷物を背負う力仕事に従事していたり、バレーボールなど前傾姿勢が多くなるスポーツに取り組んでいたりすると、頭が前方に出ることも多くなるため、結果として猫背になりやすいです。
〇運動不足
運動不足になると、姿勢を維持するための筋肉が衰えてしまうので、猫背になる可能性も高まります。筋肉が衰えると、少し運動しただけですぐ疲れるようになるため、ますます運動不足が加速するという悪循環に陥ってしまいかねません。